ショクジ

ひと味ごとに感動がふくらむ
食材との対話が生み出すフレンチ

とらんすぱらん

トランスパラン
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とらんすぱらん トランスパラン

“隠れ家のような”という言葉には、特別な店といった愛着がこもる。とらんすぱらんは、口福のひとときを求めて通う人たちと共に、時間を重ねてきたフレンチレストランだ。

店名に掲げた「武野通夫の料理」とは、庄内の春夏秋冬の物語といえる。アミューズからデセールまで一皿ごとに彩りが移ろい、感動が深まる。四季の物語の一節にあたる「初冬の至極の味」は、はたはたのカラムール、おばこサワラの燻製、秋ハモのポシェ、ズワイガニのグラタンといったようにどれも丹精を尽くした調理で、食材の持ち味を引き出す工夫に妥協がない。「食材の声を聴く」というシェフと食材との対話がひと味ごとに伝わってくる。

店内にゆったりと配されたテーブルや、古ダンスや流木などのインテリアも、無造作なようで、くつろぎの空間をつくるもてなしの心に満ちている。店を知る人々は、招かれたようなこの場所で至福の時間を過ごしてきたのだろう。小さい頃に家族と訪れた思い出を胸に、やがて友だちと、恋人と、再訪するレストランがある幸せ。最近は口コミなどで、新たな客人たちが誕生日や結婚記念日を祝いに多く訪れているという。

武野シェフの料理は持ち前の探求心と遊び心で、進化を続けている。「料理は、大好きな人に食べてもらいたいと思って作ればうまくできるんです」これぞ真髄。ドアの先で迎えてくれる武野シェフと奥様の笑顔、とらんすぱらんの物語の序章はいつもあたたかなこの笑顔から始まる。

名称 とらんすぱらん
場所 山形県鶴岡市大宝寺町8-20
電話 0235-23-7736
営業時間 11:30~14:00、17:00~22:00
定休日 不定休
ショクジ紹介者:

伊藤 秀樹 清川屋 代表取締役社長

スモークにこだわったシェフと奥さんふたりのお店