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創造性と思考力を育てるために。
子どもたちの本能に働きかけ、
自由な遊びを生み出す遊戯施設。

KIDS DOME SORAI

石橋 綾子 / 齋藤 翔太

イシバシ アヤコ / サイトウ ショウタ
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KIDS DOME SORAI

鶴岡のサイエンスパークに、SHONAI HOTEL SUIDEN TERRASSEと並んでオープンするKIDS DOME SORAI。子どもたちが遊び、交流し、学びを得られる遊戯施設だ。保育士としてのキャリアを持つ石橋綾子と、大学で美術を学んだ経験をこの施設で生かす齋藤翔太という二人のスタッフをインタビューした。

KIDS DOME SORAI 事業概要

「庄内に必要なものすべてをつくる」と宣言し、庄内地方の街づくりを進めるヤマガタデザインが、「子どもの交流施設」として開発・運営するのがKIDS DOME SORAI(以下SORAI)だ。対象年齢は0〜12歳。オリジナル遊具が設置された約1,000㎡の「遊び場」と、豊富な素材と道具が揃った「ものづくりラボ」という2つのフロアで構成される。

社長の山中大介が庄内に引っ越した直後、子育てに役立つ遊戯施設が地域に必要だと感じ、それならば行政で作り得ないような、まったく新しい遊び場をつくるべきだと考えたことに端を発する。そこで着目したのが、庄内藩の藩学として根付いた「徂徠学(そらいがく)」を起こした荻生徂徠(おぎゅうそらい)が提唱した「天性重視」「個性伸長」という概念だった。

「遊び場」は、ただ広いスペースに遊具を置いた遊戯施設とは一線を画する。床はカーブを形成し、その角度も場所によってさまざま。滑り台として滑るのも、ロープを伝って下から上るのも自由。そして床から天井へと伸びた縄の橋を上って行くと、そこからは勇者のみが得られるような絶景を味わうことができる。従来の安心・安全を最重視した遊戯施設ではなく、自分たちで遊び方を考え、少しのスリルを味わいながら楽しみを広げられる「子どもの本能に働きかける」環境設定を行なっている。

そして地下に位置する「ものづくりラボ」は、あらゆる種類のものづくりを存分に楽しむための制作空間。美術室にあるような画材、手芸屋にあるような裁縫用の素材やアクセサリパーツ、地域の企業(=材料貯金箱スポンサー)から提供していただく建築端材(木、ネジ、バネ、畳の縁、壁紙、タイルなど)などのさまざま素材から、ハサミやノリなどの文具、ノコギリやドリルなどの工具、さらには3Dプリンタやレーザーカッターといったデジタル工具までが混在する。ものづくりへの根源的な欲求を刺激し、思う存分に表現を楽しめる場を子どもたちに提供する。

SORAI副館長でプロジェクトリーダーを務める土屋陽子は、「地域説明会を実施したところ、60家族180名ほどが来てくださったのですが、やはり、近くに楽しい遊び場が欲しいと考える方々からの大きな期待を感じました」と語る。「SORAIのスタッフは現在8名いるのですが、まだ男性がひとりしかいません。今私たちが求めているのは、広くて自由に遊べる『遊び場』で、子どもたちのお兄さんになって遊んでくれるような男性スタッフです。現在の教育に疑問を持っている学校や幼稚園の経験者でも、異分野の経験を生かして子どもたちに遊びを提供したい教育分野の未経験者でも構いません。SORAIのコンセプトに賛同する方の応募をお待ちしています」

−まずはお二人の経歴を教えてください。

齋藤 翔太(以下、齋藤):私の出身は酒田市です。農家が大勢住んでいて、集落の周りが田んぼに囲まれた板戸という村で生まれ育ちました。子どもの頃は田んぼの堰でザリガニを釣ったりして遊ぶことが多いような、鳥海山の見晴らしのいい自然豊かな場所です。高校を卒業して山形市の美術大学で油絵を専攻し、卒業後には仙台の花屋に就職しました。店頭で花を売るだけではなく、イベントのフラワーアレンジメントの制作やデザイン、仕入れや運搬なども一通り担当させていただきました。

石橋 綾子(以下、石橋):私は鶴岡の出身で、高校を卒業して保育士の資格を取得するために福島県の短期大学に進学しました。自然も豊かで、家族や親しい友人もいる地元で保育士になりたいと思っていたので、卒業後には鶴岡の保育園に就職しました。今年の3月まで、12年間勤務しました。

−石橋さんは幼児教育に携わっていたんですね。

石橋:子どもの頃に楽しい思い出がたくさんあったので、子どもに楽しい思い出を残せるような人になりたいとずっと思っていました。子どもたちには、自分自身で考えて、自発的にやりたいことに取り組む経験をさせてあげたいと思っていたのですが、保育士の立場からだとなかなか難しいと思うことも多くなってきていたんですね。そんな時に求人情報を見ていたらSORAIが出ていて、ここなら自分がやりたいことをできるかもしれないと思って、会社説明会に応募させていただきました。

−齋藤さんはどのようにSORAIのことを知りましたか。

齋藤:前職は充実していましたが、一通りの仕事をやらせていただいたという実感があったことと、やはり自分が生まれ育った庄内で何かをしたいという思いもあったので、去年の12月にとりあえず戻ってきて、転職活動を始めました。ハローワークに通って仕事を探し始めて、ひとつだけ心にヒットした会社がヤマガタデザインだったんです。

−どういうところに魅力を感じたんですか。

齋藤:私は郷土愛が強い方だと思うんですが、友人と話していると、地元の魅力を感じられないという方も少なからずいます。自分の地元の魅力を見つけられない、感じられないということで、残念なことです。庄内に必要なものをすべてつくり、街を変えていこうというヤマガタデザインの取り組みは、すごく斬新で魅力的だと感じました。また、SORAIでは子どもたちにとっていい経験が思い出となり、庄内のよさを感じることができるきっかけになる場所だと感じたので、応募しました。

石橋:私も、県外に旅行に行った時に、庄内には魅力的な場所やものがたくさんあるのに、アピールができていないなと思うことがよくありました。だから、ヤマガタデザインの事業を知ったとき、庄内を変えていくんだっていう期待がすごく生まれました。多分、ヤマガタデザインが持っている魅力って、そういうワクワク感だと思うんですよ。この場所に何が必要で、それをどうやってデザインしていくかというプレゼンを社長の山中から受けて、SORAIでできることを考えるとすごくワクワクします。

−実際に庄内では、子どもを思い切り遊ばせられる施設が求められているようですね。

石橋:私の周囲は子育て世代が多くて、錆びた遊具が置かれていたり、ロープで立ち入り禁止になっていたりするような公園もちょこちょこあるので、早くSORAIができてほしいという声をよく聞きます。また、庄内に大型の屋内遊具施設がなく、市外へ車で向かわなければいけないため、近場に遊び場が欲しいと思っている方はとても多いはずです。

齋藤:庄内は人口が減少している地域ではありますが、ヤマガタデザインが庄内に足りなかった部分を補う取り組みを進めて、最近では奥さんの実家から近い場所に移住する「嫁ターン」でやってきた人とも出会う機会が増えてきました。変わった取り組みをする企業に人が集まり、そこからおもしろい何かが生まれ、さらに人を呼ぶ、という循環が庄内で起こりつつあるように感じます。そうなると当然、SORAIのような子どもの施設は必要になってきますよね。

−子育てをしやすい環境は、地元の人にとっても、IターンやUターンで新たに暮らし始める人にとっても重要なものですよね。

石橋:庄内から車で山を越えて、子どもを連れて内陸まで遊びに行くのは結構大変なことなんですよ(笑)。

−9月のオープンに向けて、お二人は現在どのような仕事を行なっていますか。

齋藤:私が担当するのは、地下1階の「ものづくりラボ」。子どもたちが自由に想像力を爆発させて、ものづくりに励める空間をつくります。人形や模型などを自由につくることもできますし、子どもたちが普段の生活で使えるようなものをつくる「子どもクリエイタープロジェクト」というのを考えたり、地域の皆さんに協力していただいて、例えば畳屋さんから提供していただく畳の縁で何を作れるか試してみたり、今はラボに置きたい材料や道具などを集めています。

石橋:私は地上1階の「遊び場」担当なので、遊具メーカーさんに色々と嫌がられるようなリクエストを出してフィードバックをいただくようなやり取りがひと段落して(笑)、今は衛生面をどうするか、遊びのルールをどのように決めるか、という運営面を詰めている段階です。やはり保育園での経験から、どう掃除をして衛生面を維持するのかというのは重要な課題ですし、子どもたちに危険なことをただダメと言って禁止するのではなく、どう気づかせてあげるかという部分も考えています。

−保育園の経験が活きてくる場面ですね。

石橋:SORAIでは、ちょっと考えて遊ばないと危険になるような箇所もあるので、注意すべき部分は通常の子ども施設より多いかもしれません。でも、何が安全で何が危険かを理解して、自分のやりたいことを自分で切り開いていけるような自主性を遊びから学べるようにできたら理想的だと思うんです。ケンカしてお友だちが悲しい顔をしていたら、「お友だちの顔を見てごらん」って声をかけると、子どもたちはもう困らせるようなことはやめますし、色々と気づきを与えてあげることができるはずですから。

齋藤:子どもたちは予想もつかないこともすると思います。その場合、きちんと観察して、柔軟に対応できるようにしたいと思いますね。たぶん、子どもたちが話しかけやすいように接することができたら、SORAIに通ってもらえるようになって、ニックネームで呼び合えるような仲に発展していくんじゃないかと思っています。

−オープンに向けて準備も大詰めだと思うのですが、SORAIチームにはどんなメンバーが加わったらいいと感じていますか。

石橋:「遊び場」専任のスタッフは私ともうひとりの女性2名なんですが、男性スタッフに加わって欲しいと強く思っています。子どもの遊び方でも、例えばママゴトにしても女の子と男の子で遊び方は違いますし、一緒に遊ぶ大人が男性なのか女性なのかによって遊び方は変わってきます。スポーツ的な遊びだったら、ダイナミックにお兄さんと遊びたいと思う子もいるでしょうし、男性と女性で補い合えるのが理想的だと思います。

齋藤:SORAIは普通の子ども施設とはまた趣が違うと思うので、新しいことに一緒に挑戦できる男性の方だと嬉しいですね。あと、体力的な面でも男性の手を欲しています(笑)。

−では最後に、SORAIが地元でどんな存在になったらいいと思いますか。

齋藤:1年目はまず、みんなに知ってもらうことが目標です。学校帰りに秘密基地に行くような感覚で遊びに来てくれたり、「ものづくりラボ」で自分がつくりたいものや描きたい絵を思う存分楽しめたりするような、やりたいことを思い切りできる場所として認識してもらうのが最初の目標ですね。

石橋:そうですね。その上で、サイエンスパークやヤマガタデザインの存在も庄内の人々の身近になったらいいですね。そして将来的には、SORAIの「天性重視」「個性伸長」というコンセプトが日々の積み重ねによって浸透して、子どもたち自身が自分で考えて、チャレンジすることが自然と身についていくのがSORAIの文化になったらいいと思います。

齋藤:それが5年、10年と続いて、高校生になった子が小さい子どもと遊んでくれたり、そういうつながりが生まれて行ったら、夢が広がりますよね。そんな未来ができたら嬉しいです。

代表/人事担当からのメッセージ ヤマガタデザイン 代表取締役 山中大介

私たちヤマガタデザインは街づくりの会社です。街づくりとは、地域社会の課題をクリエイティブにデザインして解決することであり、すなわち、私たちが挑むべき街づくりの事業領域は無限大です。当社で共に働く仲間には、従来の常識に囚われることなく、新たに学んで創り出し、自らが当事者意識と責任感を持って、謙虚な姿勢で挑戦し続けることができる能力を求めます。従来の50年間の“やり方”の延長線上に、少なくとも日本という先進国の、少なくとも山形庄内という地方都市の、すべての人が幸せな社会は存在しないと考えています。だからこそ今、人々が本当の意味で未来にときめく、新しい街づくりが、新しい価値創造が必要なのです。私たちのチームは、そのために、「最もリスクを取り、最もスケーラブルに、最もスピード感持って」挑戦する集団であり続けます。

募集概要

募集者の氏名又は名称 YAMAGATA DESIGN株式会社
募集人数 1人
雇用形態 正社員(フルタイム)
契約期間 期間の定めなし
試用期間 試用期間あり(3ヶ月)
就業場所 KIDS DOME SORAI (鶴岡市北京田字下鳥ノ巣6-1)
就業時間 シフト制 実働8時間
休憩時間 60分
休日 シフト制(年間109日)
時間外労働 有(月平均10時間)
給与 17~20万円(経験とスキルを考慮して決定)
昇給 年1回/4月
賞与 あり ※業績により支給
加入保険 雇用保険、労災保険、厚生年金、健康保険
福利厚生 通勤手当実費支給 上限あり(月額7,100円)
職務内容 受付・事務スタッフ
・受付業務
・電話・メール対応
・資料作成、データ入力、在庫管理、日常清掃など
求める人物像 ・当社の理念に共感できる人
・明るく元気で体力がある人
・新しい仕事に前向きに取り組める人
必要なスキルや経験 サービス業の勤務経験がある方歓迎します
選考プロセス 1.書類選考、2.一次面接(部門長)、3.最終面接(社長) 4.内定
採用担当者からの一言 「仕事は忙しいけど、やりがいがあるし楽しい!」(元保育士)
「毎日スピード感がめっちゃあって楽しいっす!」(元カヤック乗り)

SORAIでは誰もやったことがない価値提供に挑戦しています。
日々学ぶ内容、経験できるスピードは本当に刺激的です。
悩むことも多いし壁に当たることも多いけど、人間としても成長できる職場だと思います。

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