シゴト

山形の求人サイト
ヤマガタノシゴト

病気ゼロ社会の実現を目指し
ブラウンオーシャンに飛び込む
異分野の研究者たち

株式会社メタジェン

研究員・博士(理学)/ 研究員・博士(農学)

伊藤 正樹 / 森 友花

イトウ マサキ / モリ ユカ
SCROLL

株式会社メタジェン

人が病気にならない社会を、腸内環境をデザインすることで実現しようとするメタジェン。そこに、異分野から飛び込んできた伊藤正樹と森友花。彼らは、なぜメタジェンを選んだのか、そして、異分野のバックグラウンドをどのように活かしているのかに迫る。

株式会社メタジェン 事業概要

人の体は、約37兆個の細胞で構成されているとされるが、腸の中には、それをはるかに上回る約100兆個の細菌が生息していると見積もられている。近年、この独自の生態系「腸内フローラ」が人それぞれに異なり、腸内フローラのバランスが健康に大きな影響を与えることが判明し注目が高まっている。

そんな腸内フローラ研究の第一人者、慶應義塾大学先端生命科学研究所の福田真嗣特任准教授が東京工業大学のメンバーとともに2015年に立ち上げた会社が、株式会社メタジェンだ。

慶應大と東工大の技術を融合した独自の腸内環境評価手法「メタボロゲノミクス®」により、人の便に含まれる腸内フローラのバランスと腸内フローラから産生される代謝物質を合わせて評価し、その情報に基づいて腸内環境を適切にデザインすることで病気ゼロ社会の実現を目指している。

一人ひとりの腸内環境パターンに合わせた食事やサプリメントなどを提案することで、病気にならないよう腸内環境を改善するサービスの提供を見据え、2016年に「腸内デザイン応援プロジェクト」を発足。2018年度は22の企業が参画し、これまでに森下仁丹やサン・クロレラ、キューサイなどさまざまな企業と共同研究に取り組んでいる。

-まずは、お二人の経歴から教えていただけますか。

森 友花(以下、森):私は生まれも育ちも関西で、高知の大学に進学しました。博士課程修了後もポスドクとして高知で過ごしたので、10年間住んでいたことになりますね。植物を病気にしてしまう細菌について、ずっと研究してきました。

伊藤 正樹(以下、伊藤):私は三重県で生まれ育ち、進学で移り住んだ北海道で博士課程修了までの9年間を過ごしました。大学では化学を学び、大学院では「生命ってなんだ?」というモチベーションから、まずは自分の手でつくれないものかと考えて研究を始めました。自分のつくった分子たちがダイナミックに運動したり群れをつくったり、まるで生きているかのように振る舞う様子にのめり込み、博士課程の修了まで6年間、研究に没頭していました。

-お二人とも、腸内細菌とは違う研究をされてきたんですね。どのような動機で入社されたんでしょう?

伊藤:大学院では、分子を一から組み上げて生命を目指すアプローチをとっていたのですが、次第に、生命を俯瞰的に捉えることに興味が湧いてきました。スケールを大きくするならいっそ世界中の人々に関わることがしたい。人間に共通するのは食と健康と排泄だ、と考えているときにメタジェンのことを知り、次の瞬間には福田にメールを送っていました。

-それはアツいですね。反応はどうでしたか?

伊藤:それまで知り合いでもありませんでしたし、まったくの異分野の学生からの連絡だったからか、とりあえず1度落ち着くようにと諭されました。その後メタジェンについて自分なりに調べましたが、それだけでは満足できず、鶴岡に来てメタジェンのビジョンや目指す世界についていろいろ議論を深めていくうちに、病気ゼロ社会をともに実現したいと考えるようになりました。

-森さんは、どんな動機だったんでしょう?

森:そもそもメタジェンに興味を持ったきっかけは、植物と土壌中の細菌の関係性と、人間と腸内細菌の関係性に共通点を見出したことでした。土壌にはたくさんの細菌がいて、いい働きをするものもいれば、悪い働きもするものもいる。そんな、植物の健康を左右する細菌についての研究経験が、メタジェンで活かせるんじゃないかと思ったんです。

-対象が植物から人間に変わることには、違和感はなかったんでしょうか。

森:あまりなかったですね。人間の病気も植物の病気も、私にとっては同じ「社会問題」なので。植物、特に農作物が病気になることは食料供給にも影響を及ぼす問題で、社会全体にとって大きなマイナスです。それをなんとかしたいという植物研究のモチベーションと、メタジェンの一員として「病気ゼロ社会の実現」を目指すことが、私の中ではイコールなんですよね。今は便から人の健康を考えていますが、将来的に植物の健康にも転用できたらおもしろいかも、と思ったことも入社を後押しした要因です。

伊藤:森さんはずっと細菌の研究をしてきた経験を活かして、便に棲む腸内細菌のことを思いながら、日々研究しているんです。

森:腸内環境を強制的に改善することで疾患を治療する便移植という手法が注目されていますが、便を直接腸内に戻すのって抵抗ありませんか? そんな抵抗をなくすため、便から腸内細菌を取り出す技術の研究をしています。

-異分野からメタジェンに入られた方は、結構多いんでしょうか?

森:多いですね。ずっと腸内細菌の研究をしてきたのは、社長の福田と副社長の山田くらいで、あとはそれぞれ違う分野の研究をしてきたメンバーが集まっています。

伊藤:福田が、「異分野融合がブレイクスルーを生み出す必要条件」という考えなのも大きいと思います。

森:その結果、バックグラウンドが違うメンバーが集まっているからこその強みが生まれてるよね。

伊藤:大体、福田の「こんなことできるかな?」っていう唐突な発言からはじまるんですけど、「これがあったらあれもできる、これもできる」みたいな感じで、まずは「おもしろそう」「やってみたい」という気持ちが先に出て、それを実現するにはどうするか、みんなで真剣に考える。その時に、強みが発揮されることが多いですね。

-メタジェンの好きなところを教えてください。

森:みんなが気軽に意見を言い合って、どんどん取り入れていこうという雰囲気がすごくあります。研究者って、自分の専門分野を守ろうと壁をつくってしまいがちなんですが、それがメタジェンにはまったくないんですよ。会社のミッション達成のために、それぞれが専門分野を活かしたアイデアを出し合っていい仕事をしていこうというこの空気がすごく好きで、楽しく働けています。

伊藤:僕は、サイエンスを見失わないところですかね。例えば共同研究をしている企業から「この商品に、こんな付加価値をつけたい」というリクエストがあったとしても、確固たるデータが出ていなければ絶対にNOと主張する。まあ、ある意味であたりまえのことではあるんですけど。

森:やっぱり、みんな研究者だからね(笑)。

-研究者の方は、研究のために暮らす場所を変えることに抵抗がないという印象があります。お二人も今までのキャリアを活かして楽しく働きたいと思ったからこその移住だったと思いますが、庄内という初めての土地で暮らすことに特に抵抗はなかったですか?

森・伊藤:すでに二人とも、学生時代に地元をかなり離れていたので、抵抗はなかったですね。

-庄内に来てみて、不便に感じたことはありましたか?

伊藤:移住する前に何度かこちらに来たときに、カーシェアがなくて不便だなと感じました。こちらの方は、みなさん車を持っていらっしゃるので需要がないのかもしれませんが、外から来たばかりの人にとってはあると便利だと思います。

森:私は雪ですね。鶴岡に来てはじめての冬が大雪で、あまり出歩けないことがストレスでした。でもその分、ウインタースポーツでも始めようかなと思いましたね。

-実際に暮らしてみて、庄内はいかがですか?

伊藤:季節ごとにおいしい食べものがあるのがいいですよね。特に、ごはんと漬物がおいしいのがいい。あと温泉がいっぱいあるのもいいですね。

森:私も食べものの話になりますが、大好きなフルーツがたくさんあるのが嬉しいですね。あとは、日本酒。高知もすごくお酒を飲む土地でしたが、こっちは米どころ。それだけで楽しめる味わい深いお酒が多いなという印象です。

-新しく入ってくるメンバーに求めることって、何かありますか?

伊藤:本気で病気ゼロ社会を実現するんだっていう強い気持ちが、何より大切だと思います。スキルとかよりも。

森:その気持ちを大前提として、さらに言うなら、自分の居場所を自分で見つけて、やりがいを持って自発的に動ける人がいいと思います。ベンチャーはどこでもそうかもしれませんが、待ちの姿勢になってしまう人は大変かなと思いますね。

-では、最後に今後の展望をお聞かせください。

森:私は、多くの人に便をもっと身近に感じてもらうことが、メタジェンが目指す病気ゼロ社会の実現に向けた第一歩だと思っています。「朝から家族で便の報告をする日常」とか「公共の場でも健康の指標として普通に便の話ができる世界」をつくっていきたいです。

-便から病気ゼロを目指すには、大事な一歩ですね。

森:口の中を健康に保つという考えが広く浸透したのは割と最近のことだと思いますが、それはCMで細菌の画像を流したりすることで、世間の意識が変わってきたからだと思うんです。便って、今はまだ多くの人にとって、トイレに流して手もきれいに洗って、できるだけ自分から遠ざけたいものでしかありません。先日医学部生が集まる場所で仕事の話をしていたときに、ぽろっと「便」の話をしたんですけど、実際に実習で便を扱っている医学部生でも一瞬引いていたくらいなので。でも、便の状態が個人の健康状態の指標になるなどの価値を伝えることができれば、必ず見え方が変わってくると思うんです。道のりは長そうですが、世間の意識を変える働きかけにも力を入れていきたいですね。

伊藤:大人だけでなく、未来の仲間である子ども達の意識を育てることも大切だと考えていて、楽しく遊びながら腸内細菌について学べるボードゲームを使ったイベントなどにも力を入れています。

東京工業大学の学生が開発し、メタジェンが監修した腸内細菌ボードゲーム
「バクテロイゴ」

伊藤:メタジェンは、腸内環境を考慮した製品開発を加速する「腸内デザイン応援プロジェクト」というコンソーシアムを組織していて、現在22社の企業に参画していただいています。この活動をもっと発展させるために、どうにかして企業の枠を越えた取り組みをしかけたいんですよね。企業間の枠を越えた商品開発をして、例えばもっとお腹によくなるものができたら、未来はもっと明るくなると思いませんか?

-それはおもしろそうですね。

伊藤:企業単位での取り組みだと、短期的な業績を求められてしまうし、特許の関係で他社商品との共同開発がNGだったりして、やっぱり難しいんです。ただ、企業の枠を越えた新たな商品の開発で世界がより健康に近づくことが証明できれば、これほど素敵な話はないと思っていて。研究者らしく、検証とエビデンスに基づいた提案を粘り強く続けていきたいです。

「伊藤くんは、興味の幅が広く、多岐に渡るジャンルからキャッチした情報を思いもよらないアイデアに変えてくれる」「森さんは、それを実現するために必要なことを整理し、タスクに落とし込むのがうまい」。仕事におけるお互いの関係性について尋ねると、すぐにこんな答えが返ってきた。同じ目標に向かい、専門分野はもちろん、性格的な特徴までを理解し活かし合っていることが、メタジェンという会社の強さなのだろう。コミュニケーションを通じて互いのよさを見つけ合う観察力こそが、真にメタジェンで求められる力なのかもしれない。

代表/人事担当からのメッセージ 代表取締役社長 CEO 福田真嗣

株式会社メタジェンは、体内におけるもう一つの臓器として近年注目されている「腸内フローラ」の適切なコントロールによる「病気ゼロ社会」の実現を目指した、慶應義塾大学&東京工業大学発の研究開発型ジョイント・ベンチャーです。わたしたちの腸管内には、数百種類以上でおよそ100兆個にもおよぶとされる腸内細菌が生息しており、その集団を腸内フローラと呼びます。腸内フローラは通常は健康維持に寄与していますが、そのバランスが崩れるとアレルギーや糖尿病など、さまざまな疾患に繋がることがわかっています。当社では最先端の科学技術で得られた腸内フローラに関する研究成果を実社会へ還元し、腸内フローラの制御によって全世界の人々が健康に暮らすことのできる未来の実現を目指しています。研究開発で世界に貢献したい!世界に貢献する研究開発を支えたい!私たちは、そのような想いを持った仲間とともに、新しい未来を創りたいと思っています!

募集概要

募集者の氏名又は名称 株式会社メタジェン
募集人数 各職種若干名
雇用形態 正社員(裁量労働制)
契約期間 期間の定めなし
試用期間 試用期間最大6ヶ月
就業場所 担当業務内容により、以下のいずれかにて就業。
本社/鶴岡研究所:山形県鶴岡市覚岸寺字水上246-2
東京オフィス:東京都目黒区大岡山2-12-1 東京工業大学緑が丘3号館301号室
就業時間 標準労働時間 9:30~18:00を基本とする裁量労働制
休憩時間 13:00~14:00を基本とする1時間
休日 年間70~120日程度
時間外労働 有(裁量労働制によるみなし勤務制度を採用)
給与 1. 新卒の場合の基準の給与については以下の通りです。
【修士】月額 259,000円(20時間分の業務手当35,000円を含みます)
【博士】月額 268,250円(20時間分の業務手当36,250円を含みます)
※なお、有するスキルや勤続経験に応じて増額します。
2. 20時間分の時間外手当充当分として業務手当を支給しています。
 試用期間は最長6か月とし、その間の業務手当の支給はありません。
3. 時間外手当(労使協定で定めるみなし勤務時間を超えて勤務を行った場合)や深夜勤務手当、休日出勤手当等は追加で支給があります。
昇給 業績に応じて年1回を基本とする
賞与 なし
加入保険 雇用保険、労災保険、厚生年金、健康保険
福利厚生 通勤手当、家族手当(弊社規定による対象者のみ)
職務内容 <研究員>(勤務地:本社/鶴岡研究所)
ラボワーク、研究マネジメントを中心とした研究開発業務
<バイオインフォマティクス・スペシャリスト>(勤務地:東京オフィス)
データ解析、機械学習を中心とした研究開発業務
求める人材像 共に研究を推進し「病気ゼロ社会」の実現を目指す方
必要なスキルや経験 <研究員>(勤務地:本社/鶴岡研究所)
腸内細菌叢のメタゲノム解析/腸内代謝物質のメタボローム解析/嫌気性細菌の分離・培養/研究マネジメント
<バイオインフォマティクス・スペシャリスト>(勤務地:東京オフィス)
プログラミングの経験(UNIX/Linux、R、Pythonなど)/データ解析(統計処理など)に関する研究の経験
※バイオインフォマティクスや機械学習に関する研究の経験のある方を歓迎します。
選考プロセス 1.書類選考、2.面談(部門担当者等)、3.最終面談(役員) 4.内定
※面談の回数は状況に応じて変更する可能性があります。
会社見学、会社説明、随時受付けています!ご希望の方は下記「お問い合わせ」よりご連絡ください。
応募時に必要な書類 ・履歴書
・職務履歴書
採用担当者からの一言 弊社のHPでは、弊社の役員や研究員が登壇する講演の情報や、参加予定のイベント情報などを随時掲載しています。弊社に興味をお持ちいただけた方は、お気軽にお話を聞きに来て頂けると嬉しいです。
ご質問、ご不明な点はいつでもお問い合わせ下さい!
共に「病気ゼロ社会」を目指す仲間に出会えることを楽しみにしています!

応募方法について

応募方法は下記のとおり2つご用意しております。ご自身の状況に合わせてご選択ください。

気になる企業の担当者から話を聞いてみたい方

話を聞く
ご希望の日時をご入力ください。
日程調整
日程調整はアドバイザーが行います
簡単なアンケートもご協力ください
面談
WEBまたは直接面談の選択となります
(企業によってはどちらか一つの場合もございます)
応募する
以降は「応募する」と同じ流れです

今すぐ選考に参加したい方

応募する
一次選考
合否については、アドバイザーから連絡いたします
二次選考〜
面接時に、1名につき1回、 SUIDEN TERRASSE に無料宿泊できます ※
内定
内定承諾後、1名につき1回、 SUIDEN TERRASSE にご家族で無料宿泊できます ※
入社
※ 詳細は「転職支援について」をご確認ください

「話を聞く」では、シゴトのこと、企業のこと、生活のこと、何でも聞いてみてください。新しい気づきや発見が生まれるかもしれません。
各連絡・調整は運営会社であるヤマガタデザイン株式会社のアドバイザーが担当いたします。
アドバイザーとして、UIターン経験者が多数在籍していますので、転職に関する相談は何でも聞いてください。

まずは情報を知りたい、という方はメルマガ登録をお願いいたします。最新の求人情報や、合同説明会の情報を、優先的にご案内いたします。

メルマガ登録はコチラ→ https://info.yamagata-design.com/l/510061/2018-06-29/2ss23d

転職支援について

  • 面接支援

    面接のために庄内に来る方を対象に、SUIDEN TERRASSE宿泊(1泊1名朝食付き)を無料でサービス。
    ※本WEBサイトの応募フォームから企業面接を申し込み、面接日程が決まった方(1名につき1泊のみ)に限ります。

    申請する
  • 家探支援

    内定承諾後、更に無料でもう1泊(1泊2名まで朝食付き)サービスいたします。

    申請する
  • 新生活支援

    本webサイトの応募フォームから応募し、ご入社が決まり30日以上在籍した場合に、
    2万円〜(企業によります)を、新生活支援金としてお渡しいたします。

    新生活支援金申請の流れ
    ① 本webサイトから応募 ②ご入社 ③申請 ④支払い(30日在籍したかどうか、企業側と求職者側に確認いたします。)

    申請する